やさしいあしたは

 

岐阜での個展が無事に終わりました。

 

 行きにまちがって各駅停車の新幹線(こだま?)に乗ってしまったり、案の定、道に迷ってしまうなどのアクシデントはありましたがとても楽しく、濃い時間でした。

 ギャラリーは普通のお宅…!という感じで少しびっくりしたのですが、初日は予想以上にお客様がいらして、作品もお嫁に行って、緊張して終わってしまった感じでした…長く手元にあったものが旅立つと、嬉しい反面、少し寂しい気もしました。このような経験をさせて頂いて、ギャラリーの方に本当に感謝しています。

  岐阜は山が近く、大きな川があり、のんびりしていて、また、名古屋に引け目?を感じているところが山形と仙台みたいでおもしゃいな~と、なんとなく山形に似ているなと思いました。そして、なぜかおしゃれな(独特の衣装の)おばあちゃんが沢山いた気がします…古い町並みも多く、もう少し観光してみたかった。特に鵜飼いを観ることができなかったのが心残りなので、またいつか岐阜へ行ってみたいです。

 

 次の日は名古屋を散策したのですが、同級生の鈴木祥太くんが出品しているヤマザキマザック

美術館の展示が素晴らしかったです。特に彼の作品は、格段に技術と表現力が身についているなあという感じで…私も見習わなければと思わされました。

 愛知トリエンナーレも見てきました。震災のことを扱っており、東北ではしばらくできない展示かも…という印象でしたが、見られて良かったです。

 その後友達の家にもう一泊させてもらい、都美館で同僚の先生が出品している書道の展示と、西洋美術館の常設展を観ました。書道って、紙と墨だけ…という世界なんだなと改めて思いました。そういう世界で表現するってすごいなあ…西洋美術館は一番空いていたので行っただけなのですが、コルビジェの絵の展示をしていて、私は建築だけやっていた人かと思っていたので面白かったです。

 

 

 今年の夏は山形~群馬~岐阜~名古屋~東京と、私にしては大移動をした思い出深い夏休みでした。あっという間に2学期が始まり、慌しい毎日ですが、非日常も、日常も楽しめるようになりたいなあ。

 

 展示が終わるたびに色々な反省が見えてきて、作るのはやはり向いていないのではないかと毎回思うのですが、声をかけてくださる方がいるうちはあきらめずに、できることを続けていきたいなと思います。