朝晩めっきり寒くなりましたね。
最近、木工作家の三谷龍二さんの本を読んでいます。
「住む」という雑誌に連載していたものをまとめた本なのですが、三谷さんのテンペラ画も載っていて、
ささやかな画集みたい。静かでやさしい本です。
先日は仙台で行われた杜の都クラフトフェアに行ってきました。
作家さんが直接販売しているので、ああ、この作品はこの方が作ったのかあと思いながら、本人とお話できたりするるのがクラフトフェアのすばらしいところです。
仙台で織物をしている方が「糸をつむぐところから作っているが、いつかは羊も飼いたい」とおっしゃっていて…だって、それって金工で言ったら鉱山に銅を掘りに行くみたいなことですよ!ひぇ~。。制作に対する姿勢を尊敬するとともに、そういうことができる織や漆や陶芸が(漆掻きとか粘土を採るとか)ちょっとうらやましかったです。
欲しいものがありすぎて困りました。
駅へ行く途中、大通りの交差点で信号待ちをしていたら、空にものすごい数の風船が飛んでいるのが見えて、えー!って思ったけれど誰も気づいていなくて、あっという間に見えなくなっていました。あれは何だったのだろう。。
祖父江慎 という本の装丁などをするデザイナーがいて、ちょっとファンなのですが、
その祖父江さんが参加している凸版印刷の展示が仙台のAERであるのを知り、帰りに寄りました。他にも佐藤可士和など豪華メンバーで、簡単な図録もくれて、しかも凸版印刷の方が一対一で丁寧に説明してくださって(ほとんど人がいなかった)なんか申し訳ないような展示でした。
銀座の伊東屋で漆の万年筆を見ていたときもそうだったけれど、やっぱり一流の企業は学生だとかお金もってなさそうとか関係なく、お客さんを丁寧にもてなしてくださるのだなあ。
10月末からは宮城県立美術館にフェルメールが来るので忘れないようにしなくっちゃ。(震災の影響?東北にフェルメールが来るなんて。。)楽しみです。
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